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COMMENT
人の口から語られる過去が結構こわい。
その過去が現在に実体化しつつあると気づいた瞬間、さらにこわくなる。ところでいったい、この人たちは何者で、世界に対して何をしようとしているのだろう…
それがだんだんわかってくるにつれ、いよいよ本当のこわさが訪れる。
黒沢清(映画監督)
柳下毅一郎(評論家・特殊翻訳家)
ウィリアム・キャッスルとルイス・ブニュエルのミッシングリンクを埋める高橋洋が煽動する
オカルト暴力革命が、いま地獄の蓋を開ける!
Fuck The Post Truth !!
中原昌也(音楽家・小説家)
異界を召喚せんとする降霊実験によって、
高橋洋がおこなうのは
恐怖の世界を呼び起こす恐怖実験である。
高橋洋こそ映画の恐怖革命を先導する
映画ボリシェヴィキなのである!
切通理作(評論家・映画監督『青春夜話』)
宗教が死んだばかりか、思想信条が人々を結びつけ
ることの限界さえ露呈した現代、見ず知らずの人間
どうしが連帯するには、どうしたらいいのか?
それは、死を意識することだ。
今この時を、かけがえのないことであるかのように
捉え直せる奇跡を待つのが、多くの映画の目的なら、『霊的ボリシェヴィキ』では、時空を超えた真実が
突然出現し 、我々を掴んでしまう「恐怖」にこそ
価値が置かれている。スクリーンの向こう側とこち
ら側の境を超えて、儀式に直接参加させられている
かのようだ。その時が来たら、われわれはすべてを
明け渡す以外に、なんの術も持たない。
韓英恵(女優・由紀子役)
撮影の間も撮影が終わってからも奇妙な夢に汗をかくほど、トラウマになってしまった作品です。
ストーリーがわかっていても、ホラー映画が苦手な私にとって、唯一観るのにとても勇気のいる作品となってしまいました。
霊よりも怖いものは、なにか。
全てのストーリーが頭の中で組み立てられたとき、
後味残る恐怖が映画のあとまで続きます。
ぜひ、劇場で体感してください。
高橋洋監督は、登場人物たちの過去を曝け出し、
裸にする。
裸にされた人間たち。
守るものがなくなり、失うものがなくなり、怖いものがなくなった人間たちのコンダクター、高橋洋。
もうヤバいっすよー!
巴山祐樹(俳優・安藤役)
高橋洋監督のつけるアクションはかっこいい。
監督は実際に演ってみせてくれる。上手いうえ特有の調子があって、わたしは毎回完コピできない。
高橋さんはアクション俳優になればいいのにと思う。
長宗我部陽子(女優・宮路役)
高橋監督は現場で
どうでしょう?どうなのでしょうね?
と、投げかけてくる。答えを言わない。
私たちもいつの間にか“意味”を求めずよく判らないままにやっている面白さに身を委ねてく。
そんな気がする。
あの少年のような眼は、ズルイ。
高木公佑(俳優・浅野役)
近藤笑菜(女優・片岡役)
主催する側にはそのイベントを成功に導く計画性が
必要だ。浅野という人物はどこまで計画していたの
だろうと、今にして思う。
一つだけ言えるのは、
この映画の主催者、高橋洋監督は成功したのだ。
ホラー映画以上の、“反社会的な映画”を作ることに。
自分にはそう思える。
南谷朝子(女優・長尾役)
決して覗いてはならない・モノ
決して口に出してはならない・コト
撮影現場には何かにとり憑かれていた。
その「何か」が映ってしまっている……
『霊的ボリシェヴィキ』。
高橋監督のせいです。
伊藤洋三郎(俳優・三田役)
映画『霊的ボリシェヴィキ』はホラーでありながら人間を描いている。その登場人物達の気配は監督の気合に引っ張られ、霊的な世界に向かっていった。
あのラストに見たものは何だったのか……
げに、恐ろしきかな、高橋洋。
河野知美(女優)
私は監督の作品を純愛映画だと捉えている。
純愛こそ恐怖そのものであり、姿を変え、暴れだした時、そんなものを描き出した人間、高橋洋が何よりも恐ろしく、我々は彼の解剖に付き合わされているに過ぎない……と踏み入れた後に気付くのだ。
難しい映画と思ってたら違うぞバカタレ!
声の映画からはじまって、
凄いスピードで恐さから怖さに繋ぐ
凄まじいエンターテイメントです!
この映画を観た人たちが皆、かつて自分の身に
起きた事を考え始めるのはなんでだろう?こわい!
小林勇貴(映画監督『全員死刑』)
超絶かっこいいOPから
絶対のタイミングで刻印される「終」まで、
あなたは何度も驚かされるだろう。
そして
「映画とはここまでの境地にいけるのか」と
圧倒されるはずだ。
僕はこの虚脱感を味わいたくて、
高橋洋監督の作品を追い続けてる。
松江哲明(ドキュメンタリー監督)
『霊的ボリシェヴィキ』は、もはや引き返すことができなくなった者たちの物語である。
日本という無戒社会において
供犠を実践することの、何という困難。
ファスビンダーと若松孝二への敬意が、
それを可能にした。
四方田犬彦(比較文学研究)
あの世を呼び出す不思議な実験!
それを見守るレーニンとスターリン!
高らかに響くボリシェヴィキ党歌!!
見たことのない景色に圧倒されているうちに、
鬼気迫るドラマに飲み込まれていきました。
「語り」が生み出す恐怖にドキドキします!
上坂すみれ(声優・歌手)
まるで霊的プロパガンダ!
研究者や革命家、思想家の記録映画のような
高橋洋イズム爆発!
彼しか描けない、描こうとしない
稀有でマジな呪われた映画…
世界はついてこれるか?
清水崇(映画監督『呪怨』『こどもつかい』
マッドサイエンティスト高橋洋監督が
得体の知れない“恐ろしい何か”に
触れるために創造した、危険な真の実験。
この映画を観るとき、あなたはモルモットになる。
白石晃士(映画監督『貞子vs伽椰子』『不能犯』)
『ブルーハーツが聴こえる/少年の詩』
『9次元からきた男』など )
ホラー映画を観ていて、
ひさしぶりに「あ、怖い」と思った。の実験。
丁寧に、適切な量の不安感が積まれ続けていく感覚。
じわじわと頭の中に広がっていく、いやな想像。
画面上のがらんとした空間が妙に気になってきてしまう。
何かが出てくること自体ではなく、
助走こそが怖いんだと実感した。
僕はこういうホラー映画がもっと観たい……!
小出祐介( Base Ball Bear )

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